モノの定位置はあなたの感覚で大丈夫!

整理収納が苦手とおっしゃる方の中には
「モノの定位置が決められない」という方がときどきいらっしゃいます。
片付けやすい家にするにはモノの定位置を決めることは基本中の基本。
定位置が決まっていないと使ったモノをどこに戻せばいいかわかりませんものね。
そうすると使った物がその辺に置きっぱなし・・・ということになります。

使う場所の近くに使う物を収納する

モノの定位置の決め方の基本は
「使う場所の近くに使う物を収納すること」

この場所で何をするかを考えると、その行動に必要なモノが見えてきます。
それをその場所の近くに収納すればいいということになります。

ただ、タイニングテーブルのように、食事の他にお子さんが宿題をしたり
大人もノートパソコンを使ったり、郵便物のチェックや書類を書いたりなど
そこでする行動が沢山あるときは、優先順位をつけてよく使う物を置きましょう。

クローゼットの袋棚に何を置く?

以前、マンションのクローゼットの袋棚に何を置けばいいですか?と聞かれたことがあります。
あなたのお宅は何が置いてありますか?

通常高くて手が届きにくい場所には普段使わない物を収納します。
思い出の品や衣替えするなら季節外の衣類、旅行バックやスーツケース
季節の飾り物など。
もしここが寝室なら、夏に冬の羽毛布団(掛布団)を収納するように
冬は空けておくことをお勧めしています。
そうお話したらお客様は目からウロコだったようですが・・・。

でも「使う場所の近くに使う物を収納する」基本から考えると王道です。
他に優先して収納したい物があり、どうしても掛布団が収納できなければ
専用の袋に入れてクッションとして使う方法もあります。

同じ種類のモノは一か所にまとめる

定位置の決め方二つ目は、同じ種類のモノは一か所にまとめます。
以前、掃除用洗剤のカビキラーのストックが5つも出てきたお宅がありましたが
収納場所が洗面台下の他に何か所にも分かれてしまっていたため
どのくらい持っているか把握できていなかったのですね。

また、たとえば新品タオルのストックやひざ掛け、クッションカバーの替えや
カーペットなど使う場所の近くと言ってもそこがいっぱいだったり、
普段使わなかったりでどこに収納するか迷う物があります。

そんなときは「仲間を探す」こと。
新品タオルがたくさんあって、洗面所に置けないのなら
「布モノ」としてシーツやカバー等の寝具の近くか衣類の近くが定位置の候補となります。

普段使わない使用頻度の低いモノやストック品など主に「家の道具」は
どこに収納しても良いのです。
これは家の造り(どこに収納スペースがあるか)や部屋の使い方によって
それぞれのお宅によって違うので、あまりとらわずご自分(や家族)の感覚で
「どの仲間だと考えると忘れないか」「使いやすいか」で決めて大丈夫!
迷ったら、自分に問いかけてくださいね!