可動棚にする?固定棚にする?棚板の注意点

新築やリフォームをするとき、収納スペースの仕切り方はしっかり計画したいところです。

例えばクローゼット。

一般的にはこんな感じで、床から180センチくらいのところに固定の袋棚がついて
その下にパイプがついています。

でも、ハンガーに掛けたい衣類や鞄などが多ければ、一部パイプを二段にすることで
掛けるスペースの収納量を増やすことが可能です。
どんな衣類をどのくらい持っているか、どのように収納したいのか考えると
最適な仕切り方(収納用品の使い方)がわかり、収納スペースを有効に使えます。

パントリーやシューズクロークの棚はどうでしょうか。

まずは棚の枚数ですが、何を入れたいかによって必要な枚数が変わってきます。
大きめの調理道具やあまり使わないキッチン家電を入れる場合と
食器を入れる場合とでは必要な棚一段の高さが変わってきますよね。

収納プランニングをするときは棚板の枚数まで考えますが
それにはどんな物を収納したいかある程度決めておきたいものです。

固定棚にするか可動棚にするか

棚板には壁につけてしまい動かせない固定棚と
自分で好きなように高さを調節できる可動棚があります。

収納する物が流動的でまだはっきりしていない場合は入れる物に合わせて
高さを調整できる可動棚の方が空間に無駄ができません。

ただ、オーブンレンジを置くなど大きくて重たいものを置くと決まっている場合などは
固定棚の方が安定感がありお勧めです。

固定棚の場合、天井高は2メートル40センチなのに、扉が2メートル10センチしかないなどの場合、工夫が必要です。
高い位置につける場合、よく考えて設置しないと出し入れしにくくなってしまうのです。
特に固定の場合はあとで変更できないので、メジャーで体感して
取りつけ位置は確認しましょう。

棚板の厚みにも注意

もう一つ気を付けたいのは棚板の厚みです。
重い本などをたくさん収納したい場合は、棚板は少し厚めのほうがいいです。
薄い板だと本の重みでたわんでしまうので。

反対にシューズクロークで靴を収納する場合は軽いので薄くてよいのですが
棚板の長さが長い(=幅が広い)と、棚板の厚みが出てしまう場合があります。
そんな場合は真ん中で仕切って幅を狭くすることで、
棚板の厚みを薄くすることも可能ですので、業者さんとよく相談してくださいね。

本来は業者さんがプロとして知っておいてほしいことですが、
収納のこと、使い勝手のことを細かく理解していない業者さんいて
「思ってたのとは違う分厚い棚板がつけられて失敗した!」
というケースもあるようです。

お客様の方でできる対策として心配でしたら
「こんな風に使いたいので、こんな感じで」という画像を見せておくといいですね。

平面の図面で立体的なモノを想像するのは難しいと思います
不安がある方は是非収納のプロにご相談くださいね!

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