クローゼットの引き戸と折れ戸の注意点
新築やリフォームするなら、クローゼットの扉を引き戸にすることも折れ戸にすることも可能です。
価格の安さは別としてそれぞれの特徴があります。
収納の視点でメリットデメリットを考えてみましょう。
一間(幅約180センチ)程度のクローゼットの例です。
大人一人このくらいの衣類収納は最低でも欲しいと言われています。
引き戸
まず、省スペース。
扉を横に動かすだけなので、クローゼットの前にベッドなどがあり
広いスペースが取れないときも重宝します。
扉前スペースを有効活用できるということですね。
ただ左右どちらかに、扉の幅分までしか開かないので
横幅が大きなモノを出し入れするには不便です。
(写真は押入れです)
また1間より少し幅が狭いクローゼットの場合、全開すれば幅40センチ程度の引き出しケースが
3列並ぶのに、扉が左右半分ずつしか空かないため、引き出しのサイズによっては
真ん中に置いた引き出しが使えないということにもなりかねません。
折れ戸
何と言っても、出し入れする間口を大きく確保できるのが魅力ですね。
ただ、扉の両サイドが外れるものでないと、扉を開けたときに
扉の厚みだけ「たまり」ができ、この分がデッドスペースなります。
普段使わないスーツケースや季節家電などを収納するとよいです。
引き出し衣裳ケースを並べたい時は扉を全開し、「たまり」の分は引いた幅で
間口のサイズを測っておきましょう。
どんなサイズの引き出しを何個置くのか目安になります。
両サイドの扉が外れるなら問題ありませんが・・・。
おまけ:今はこんなものも?
実は最近、引き戸と折れ戸の両方のいいところ取りをした扉があることを知りました。
その名も「クローゼット引き違い折れ戸」。
引き戸としても、折れ戸としても使えるそうです。
進化していますね~。
いろいろな条件があると思いますので、新築やリフォームするときは
業者さんによく相談してみてくださいね!