集中収納と部屋別収納を使い分ける

片付やすい家は、使う場所の近くに使う物を収納できる家です。
しかも簡単に出し入れしやすいような収納の形になっています。

ただ、各部屋に収納を作るとそれだけコストもかかりますし、
床から天井までの壁面を使えば圧迫感が出たり、扉の前に何も置けないなどの
問題が出る場合もあります。

将来、部屋の使い方が変わった時のために、固定の収納を造りすぎるのも良しあしで
居住スペースが狭くなるのでバランスが大事。
置き家具で対応することも合わせて考えましょう。

「使うところに使う物を収納する」と言っても、リビングに飾る雛人形やクリスマス用品など
一年に一度しか使わない物を、物が集まりやすいリビングに収納するお宅は
まずないでしょう。

そこで各部屋とは別に用意したいのが納戸やウォークインクローゼットのような
集中収納です。

 

ウォークインクローゼットに服を収納したい場合は量によっても異なりますが
2畳程度のスペースに固定の棚とパイプだけつければよく安価でできます。

季節用品や思い出のモノなど、普段使わない物はこういった集中収納に収められると
居住スペースが広く使えます。

収納プランニングではすべての物の定位置を決めますが
まずはどんな物をどのくらい持っているか把握することから始める理由も
わかりますね。

よく使う物は各部屋の収納に、使用頻度の低い物や一括管理したい家族の衣類などは
目的を限定した集中収納へ。
各収納スペースを上手に使いわけましょう。