家具選びも収納計画の一つ

この家は片付かないわ

整理収納片付けサポートのご依頼をいただく中には、三階一戸建てのお宅も結構あります。
ただ単に物が多くて片付かないというよりは、
「動線が悪い」
「部屋の使い方を見直したい」
「無駄な労力をなくし、効率よくするにはどうしたらよいか」
というような住空間計画にかかわる相談がほとんど。

訪問前に間取り図面を送っていただきますが、一目見て
「この家は片付かないわ!」
と思う家がありました。

三階一戸建てのこのお宅。
三階の二部屋にはそれぞれ、一間(幅約180センチ)程度のクローゼットがありましたが、
それ以外は三階の一部屋に3畳程度のロフトがあるだけ。

毎日使うものをいちいちロフトに上げられませんよね。
「掃除機はどこにしまうの?」
「箱ティッシュのストックは?紙袋は?」

収納スペースがないなら作るしかない

収納スペースがない間取り。
一見、居住スペースが広そうに感じますが、実際のお宅はそこに家具が入るので
もっと狭く感じます。

片付く家の基本は「使う場所の近くに使う物を収納する」こと。
たとえばあなたのお宅のリビングダイニングを見てください。
どんな物がありますか?

毎日の暮らしに必ず「モノ」が必要です。
それらを収める場所を確保しないと、床に置きっぱなしになり
使い勝手も悪く片付きませんよね。

収納スペースがあらかじめ確保されていないのなら、置き家具で対応することになります。

家具を選ぶ権利と責任がある

実は都心の三階一戸建てだけでなく、収納スペースがほとんどない戸建ては結構あります。
廊下や玄関近くなど、ちょっとした収納は新しいマンションの方が充実していたりします。
ただし、マンションは衣類収納のクローゼットがほとんど足りませんが。

戸建て住宅で造りつけの収納が何もない部屋というのは
「あなたの暮らしにふさわしい家具を置いてくださいね!」ということ。
収納したい物の量に合わせて大きさや機能(引き出しなのか棚なのか等)、デザインなど、あなたの責任で選ばなければいけないのです。

収納スペースを作ってくれなかった業者さんのせいではないのですね。
バラバラの家具を買い足すと雑然として見えるだけでなく、
使い勝手や掃除がしくくなるケースもあります。

引っ越しなどで、新居に既存の収納スペースがないなら、
引っ越す前から収納量を確保した家具選びと配置をしっかり考えたいですね。

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