クローゼットの収納計画で忘れないこと

収納計画をするときは、まずどんな物をどのくらい持っているか
把握することから始めます。
今日はクローゼットの収納計画を考えてみましょう。

空間をどう仕切るか?

クローゼットに入れたいものが決まったら、空間をどう仕切るか考えます。
パイプと袋棚しかないガランとしたスペースに直接物を置くと
積み上げることになって使いにくいからです。

よく使うのは引き出し衣装ケースやカラーボックス。
収納したい物と量、使用頻度に合わせ、最適な物を選びます。
押入れタイプの奥行の深いクローゼットなら、ワゴンなどもいいですね。
奥行を有効に使え、ミシンなどの重たいモノもラクに引き出せます。

衣類の収納は?

可能なら衣替えの必要がない収納プランをご提案しています。
最近の気候は暑くなったと思ったらまた寒くなったりと、体温調節が必要なこと
また、真冬のコートやセーター類以外は通年で着る服が多いので
スペースに余裕があれば衣類の入れ替えをしなくて済むからです。

特に女性は洋服に合わせてアクセサリーやバックを選ぶことも多いので
「服飾雑貨」として、洋品小物やバック、アクセサリーを
同じスペースで収納できたらよいです。

ただ、整理収納の基本は「同じ種類の物は一か所にまとめる」ことですが
衣類の収納に関しては、量と収納スペース、行動パターンによって
同じ人の衣類でもあえて収納場所を分けるケースがあります。

例えば中高生のオンシーズンの制服だけリビング隣の和室に収納したり
乳幼児の下着やオンシーズンの衣類だけリビングに置く場合などです。

これは普段の使いやすさや片付けやすさを優先するため
「どこで何をするか」動線から定位置を決めたから。
物の定位置は片付けやすさに影響しますから、そのお宅ごとに最適な場所は変わります。

ここだけは確認!

最後に、新しく衣類の収納スペースを計画するときは
できれば全ての衣類を一か所に集めて量を把握したいもの。
そして掛ける衣類とたたむ衣類がそれぞれどのくらいなのか分析します。

それには、今パイプハンガーに何センチくらい掛かっているか測れば簡単です。
そして、その長さで足りているのか、あとどのくらい欲しいのか検証します。

たたむ衣類はどんなサイズの引き出しケースが何個あるかで確認。
新しい収納スペースの奥行が変わると、今まで使っていた引き出しケースが
使えなくなる場合があるのでご注意を。

新築やリフォームの場合は、掛けたい衣類の量によって、パイプの長さや位置
本数を決めたりします。
どんなふうに空間を仕切るかによって収納量と使い勝手がかなり変わるので
工夫したいですね。

限られた収納スペースを有効に使うため、要らない物まで収納スペースを使わないよう
不要な物は手放したいですね。

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